動物園で環境問題を体感 再エネ発電の施設など見学〔東京〕

太陽光発電で見守る動物たちの生命

パルシステム連合会

生活協同組合パルシステム東京(本部:新宿区大久保、理事長:西村陽子)は9月12日(土)、日本平動物園(静岡県静岡市、平野英彦園長)で環境問題を学ぶイベントを開催しました。しずおか未来エネルギー株式会社(同、服部乃利子代表取締役社長)が株式会社パルシステム電力(本社:新宿区大久保、代表取締役社長:大安さとる)に売電する園内の太陽光パネル設置の経緯などを聞き、再生可能エネルギーの活用が、野生動物の生態に影響を及ぼす地球温暖化の防止につながることを学びました。

▲日本平動物園管理棟屋上に設置されているソーラーパネル

移動車中でもクイズで学ぶ

動物園に向かう車内で参加者は、パルシステム電力が「パルステムでんき」の利用者に供給する再生可能エネルギーには、動物園に設置されているソーラーパネルによる太陽光発電のほか、水力、風力、バイオマス、地熱の5つの発電方法があることなど、クイズを交えて学びました。

パルシステムでんきの発電設備見学は2回目で、インド在住の経験がある参加者は、牛糞と稲わらを混ぜた燃料を調理や暖房に使用する習慣を紹介し、現地の煙による日常的な環境汚染の現状などを伝えました。

パルシステムでんきへの切り替えにハードルを感じていて、乗り越えるきっかけとなればと参加した人や、再エネ推進には賛同するが、メガソーラーの太陽光パネルが損なう里山の景観など疑問もあると言う参加者もいて、お互いの環境への課題意識などを共有しながら園に向かいました。

県内初市民ファンドによる太陽光発電

動物園では、しずおか未来エネルギーの服部さんが、上空から撮影した動画を用いて園の概要を説明しました。動物園は、さまざまな動物の生態を紹介する目的に加え、種の保存のために管理し研究する役割もあると伝えます。地球温暖化や生態系の環境破壊の影響で、絶滅の危機に瀕する動物の存在を伝える展示もあると紹介しました。

▲会社と園の概要を説明する服部さん

しずおか未来エネルギーの設立は、2011年の東日本大震災による福島第一原発事故がきっかけです。遠くで発電した電気に依存する生活に疑問を感じた5人による勉強会から始まり、地域内で発電した電力を地域内で消費する「電気の地産地消」を目指して事業化しました。

普段見えない遠くの山奥のメガソーラーではなく、私たちの身近にある公共施設や動物園に小規模の太陽光パネルを設置し、災害時の避難所となる場合にも緊急の電源として活用できるよう、現在県内7カ所の発電設備を運営しています。

設立当初の建設資金は、自己資金に加え小額の市民ファンドによる出資金と理念に賛同した地元金融機関の無担保による融資でした。地域の自治体や企業、市民団体や教育機関とも連携し、それぞれが関心を持ちリスクを分け合いながら、日本平動物園やJリーグ清水エスパルスの本拠地「IAIスタジアム日本平」の駐車場などに太陽光パネルを設置しました。

日本平動物園も地域の災害避難場所に指定されており、いざという時の電源供給に加え、動物たちの命を守るための設備の電源を確保できます。園内には、再生可能エネルギーの活用を知らせる掲示板を設置しています。NPO団体と連携して製作した環境学習プログラムなども配付し、動物を通じて来園者に環境の課題を考えてもらっています。

▲オランウータン館に設置された再エネ利用を知らせる電光掲示版と入り口の太陽光パネル

服部さんは「地域の人たちに環境の課題を考え続ける重要性を伝えていくとともに、地域の利益を循環させる経済性と社会性の両立を追求していきます。未来の環境を担う子どもたちへ持続可能な社会を手渡すため、これからも活動していきます」と締めくくりました。

動物の生態と環境の課題

参加者は、園の環境学習プログラムの冊子を手にしながら、それぞれの動物を観察して回りました。地球温暖化により北極の氷が減少し、狩りができなくなるホッキョクグマの現状や熱帯雨林の破壊で住処を失うオランウータンなど、世界各地で多様な動物が絶滅の危機に瀕していることを学びました。

▲見学ツアーの参加者一同

参加者からは「子どもに教科書だけではない、肌で感じる勉強をさせてあげられました。動物園が種の絶滅を防ぎ研究をする施設との観点にも初めて気付きました」「太陽光発電は、大規模な環境破壊を伴うイメージがありましたが、小規模な施設でも設置できることに広がりを感じました」など、新たな発見を得られたとの声が寄せられました。

最後にパルシステム電力の取締役を務める利用者代表の櫻井正子理事は「パルシステムでんきは、他にもさまざまな地域資源を活用して再生エネルギーを生み出す『発電産地』と連携しています。これからも、それらの地域に興味をもち、知ってもらえると嬉しいです」として、ツアーを締めくくりました。

パルシステム東京はこれからも、「環境方針」に掲げる目標に沿って、利用者と共に持続可能な地球環境の実現に向けた活動を推進します。

生活協同組合パルシステム東京

生活協同組合パルシステム東京

所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 ラクアス東新宿、理事長:西村陽子
出資金:227.7億円、組合員数:53.8万人、総事業高:913.0億円(2026年3月末現在)
HP:https://www.palsystem-tokyo.coop/

パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 ラクアス東新宿、理事長:渋澤温之
12会員・統一事業システム利用会員総事業高2,689.6億円/組合員総数177.0万人(2026年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、あいコープみやぎ
HP:https://www.pal-system.co.jp/

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会社概要

URL
https://www.pal-system.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都新宿区大久保2-2-6 ラクアス東新宿
電話番号
03-6233-7200
代表者名
渋澤温之
上場
未上場
資本金
158億7560万円
設立
1991年02月