9月の紫外線量は6月と同等|「秋は日焼け止め不要」の誤解率67.3%、正しいUV対策を続ける人はわずか23.7%

〜残暑の紫外線対策実態調査で判明した「秋のUVケア」の盲点と皮膚科医が警鐘を鳴らす光老化リスク〜

医療法人社団鉄結会

【結論】本調査のポイント 

結論から言うと、9月も日焼け止めは必要です。9月の紫外線量は6月と同等レベルであり、10月下旬まではUVインデックスが「中程度」以上を維持します。日焼け止めは最低でも10月末まで、できれば年間を通じて塗ることが肌の光老化予防には重要です。

・「秋になったら日焼け止めは不要」と誤解している人が67.3%に達することが判明

・9月に入って日焼け止めを塗り続けている人はわずか23.7%にとどまる

・秋の紫外線による肌ダメージを実感した経験がある人は58.0%存在

用語解説

■ UVインデックス(紫外線指数)とは

UVインデックスとは、紫外線が人体に及ぼす影響度合いを数値化した国際的な指標である。世界保健機関(WHO)が定めた基準で、0〜2が「弱い」、3〜5が「中程度」、6〜7が「強い」、8〜10が「非常に強い」、11以上が「極端に強い」と分類される。日本の9月は平均4〜6程度で「中程度〜強い」に該当する。

■ 光老化とは

光老化とは、紫外線の蓄積によって引き起こされる皮膚の老化現象である。シミ、シワ、たるみ、肌のハリ低下などの症状を呈し、加齢による自然老化とは異なり、紫外線を浴びた部位に特異的に生じる。肌老化の約80%は光老化が原因とされている。

■ SPF・PAとは

SPFとは、Sun Protection Factorの略で、主にUVB(紫外線B波)を防ぐ効果を示す数値である。PAとは、Protection Grade of UVAの略で、UVA(紫外線A波)を防ぐ効果を「+」の数で表す。秋の日常生活ではSPF30・PA++程度が推奨される。

季節別・紫外線量と推奨される日焼け止めの比較

比較項目

夏(7〜8月)

初秋(9月)

秋(10〜11月)

UVインデックス平均

8〜10(非常に強い)

5〜7(強い)

3〜5(中程度)

夏との紫外線比較

100%

約70〜80%

約40〜60%

推奨SPF値

SPF50+

SPF30〜50

SPF20〜30

推奨PA値

PA++++

PA+++〜++++

PA++〜+++

塗り直し頻度

2〜3時間ごと

3〜4時間ごと

4〜5時間ごと

特に注意すべき時間帯

10〜14時

10〜14時

11〜13時

※一般的な目安であり、個人差があります。

皮膚腫瘍・皮膚外科を専門とする医療法人社団鉄結会・アイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、全国の20〜60代の男女300名を対象に「残暑の紫外線対策に関する実態調査」を実施いたしました。涼しさを感じ始める9月は、多くの方が紫外線対策を緩めがちな季節です。しかし、気象庁のデータによると、9月の紫外線量は6月とほぼ同等であり、油断は禁物です。本調査では、秋の紫外線に対する誤解の実態と、適切な対策の重要性についてお伝えします。

調査背景

当院には、秋から冬にかけてシミやくすみの悪化を訴えて来院される患者様が増加する傾向があります。これは夏の紫外線ダメージの蓄積に加え、秋の紫外線対策の怠りが原因となっているケースが少なくありません。「涼しくなったから日焼け止めはもう必要ない」という誤解が広く存在することを臨床現場で実感していたため、実際の認識状況と対策の実態を調査することといたしました。本調査を通じて、正しい紫外線対策の啓発につなげることを目的としています。

調査概要

調査対象:全国の20〜60代の男女で、日常的にスキンケアや紫外線対策に関心がある方

調査期間:2026年9月1日〜9月10日

調査方法:インターネット調査

調査対象人数:300名

調査結果

【調査結果】67.3%が「秋は日焼け止め不要」と誤解 

設問:「秋になったら日焼け止めは塗らなくても大丈夫」という考えについて、あなたはどう思いますか?

「そう思う」「ややそう思う」を合わせると67.3%が秋の日焼け止めを軽視していることが判明しました。9月の紫外線量が6月と同等であることを知らない方が多く、啓発の必要性が浮き彫りとなりました。

【調査結果】9月も日焼け止めを継続している人はわずか23.7% 

設問:現在(9月時点)、日焼け止めを塗っていますか?

毎日塗っている人は23.7%にとどまり、「ほとんど塗らなくなった」「まったく塗っていない」を合わせると33.0%が9月時点で日焼け止めをほぼ使用していないことがわかりました。

【調査結果】52.7%が9月以降に日焼け止め使用を減らす傾向 

設問:日焼け止めを塗るのをやめる、または頻度を減らすのは何月頃からですか?

9月中旬に日焼け止め使用を減らす人が34.0%と最も多く、まだ紫外線量が高い時期に対策を緩めてしまう傾向が顕著でした。年間を通じて塗り続ける人は15.0%にとどまりました。

【調査結果】58.0%が秋の紫外線による肌ダメージを経験 

設問:秋(9〜11月)に紫外線による肌ダメージを感じたことはありますか?

秋の紫外線ダメージを何らかの形で経験した人は58.0%に上りました。特にシミの悪化を実感した人が28.3%と最も多く、夏の蓄積ダメージと秋の継続的な紫外線曝露の影響が考えられます。

【調査結果】71.3%が「9月=6月と同等の紫外線」を知らなかった 

設問:9月の紫外線量が6月と同等レベルであることを知っていましたか?

「知らなかった」「まったく知らなかった」を合わせると71.3%が9月の紫外線量について正しく認識していないことが判明しました。秋の紫外線に対する情報発信の重要性が示されました。

調査まとめ

本調査により、9月の紫外線対策に関する認識と実態に大きなギャップがあることが明らかになりました。67.3%が「秋は日焼け止め不要」と誤解しており、実際に9月も日焼け止めを継続している人はわずか23.7%にとどまりました。一方で、58.0%が秋の紫外線による肌ダメージを経験しており、対策の不十分さが肌トラブルにつながっている可能性が示唆されました。9月の紫外線量が6月と同等であることを知らない人が71.3%に上ることからも、正しい知識の普及と継続的な紫外線対策の重要性が浮き彫りとなりました。

医師コメント|アイシークリニック 髙桑康太医師

皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、9月は「紫外線対策を緩めてはいけない月」の代表格です。涼しくなったからといって紫外線が弱まったわけではなく、肌への影響は夏に匹敵するレベルで続いています。

 

9月の紫外線量は、気象庁のデータによると6月とほぼ同等であり、UVインデックスは「強い」〜「非常に強い」レベルを維持しています。涼しさで紫外線の脅威を感じにくくなることが、油断の原因となっています。

特に注意が必要なのは、夏の間に蓄積された紫外線ダメージが秋に表面化するタイミングであることです。夏に浴びた紫外線によって生成されたメラニンが、ターンオーバーによって秋に肌表面に現れ、シミやくすみとして認識されます。この時期に紫外線対策を怠ると、さらなるダメージが上乗せされ、シミの定着や悪化を招きます。

紫外線にはUVAとUVBがありますが、シワやたるみの原因となるUVAは雲や窓ガラスも透過し、曇りの日や室内でも油断できません。9月は残暑と秋晴れが交互に訪れる時期であり、晴天の日は特に紫外線量が高くなります。日常生活においても、SPF30・PA++以上の日焼け止めを継続して使用することを強く推奨します。

肌老化の約80%は光老化、つまり紫外線による老化が原因とされています。今日からでも遅くありません。年間を通じた紫外線対策を習慣化することが、将来の肌を守る最も確実な方法です。

 

【エビデンス】日本皮膚科学会の光老化に関する見解でも、紫外線対策は季節を問わず継続することが推奨されています。また、世界保健機関(WHO)もUVインデックス3以上の場合は日焼け止めの使用を推奨しており、日本の9月はこの基準を大きく上回っています。

秋も日焼け止めが必要な理由

・9月の紫外線量は6月と同等レベル

・夏のダメージが秋に表面化するタイミング

・UVAは曇りの日も室内も透過する

秋の正しい紫外線対策

・最低でも10月末までは日焼け止めを継続

・SPF30・PA++以上を目安に選ぶ

・3〜4時間ごとの塗り直しを心がける

髙桑 康太(たかくわ こうた)医師

皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当

 

専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科

・ミラドライ認定医

 

臨床実績(2024年時点、累計)

・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上

・腋臭症治療:2,000件以上

・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上

 

略歴

・2009年 東京大学医学部医学科 卒業

・2009年 東京逓信病院 初期研修

・2012年 東京警察病院 皮膚科

・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科

・2019年 アイシークリニック 治療責任者

 

監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

よくある質問(Q&A)

Q1. 9月も日焼け止めは必要ですか?

A. はい、9月も日焼け止めは必要です。

9月の紫外線量は6月と同等レベルであり、UVインデックスは「強い」に該当します。本調査では71.3%がこの事実を知らなかったと回答しており、涼しさに油断して対策を緩めがちですが、肌へのダメージは夏に匹敵します。SPF30・PA++以上の日焼け止めを継続して使用することをお勧めします。

Q2. 秋の紫外線はいつまで強いですか?

A. 10月下旬まではUVインデックス「中程度」以上が続きます。

日本の多くの地域では、10月下旬までUVインデックスが3〜5の「中程度」を維持します。11月以降も晴天の日は紫外線量が高くなることがあります。本調査では52.7%が9月以降に日焼け止め使用を減らす傾向が見られましたが、最低でも10月末までは継続した対策が必要です。

Q3. 日焼け止めは何月まで塗ればいいですか?

A. 理想的には年間を通じて塗ることが推奨されます。

紫外線、特にUVAは冬でも降り注いでおり、肌老化の約80%は光老化が原因とされています。本調査では年間を通じて日焼け止めを塗り続ける人は15.0%にとどまりました。季節に関係なく、外出時は日焼け止めを習慣化することが光老化予防の鍵となります。

Q4. 秋に使う日焼け止めはどう選べばいいですか?

A. 日常生活ではSPF30・PA++〜+++程度で十分です。

秋の日常生活であれば、夏ほど高いSPF値は必要ありません。SPF30・PA++〜+++程度を目安に、保湿成分が配合されたタイプを選ぶと、秋の乾燥対策も同時に行えます。屋外で長時間過ごす場合は、SPF50・PA++++を選び、3〜4時間ごとに塗り直しましょう。

Q5. 秋にシミが濃くなるのはなぜですか?

A. 夏に蓄積されたメラニンが秋に肌表面に現れるためです。

本調査では28.3%が「秋にシミが濃くなった、増えた」と回答しています。これは、夏に紫外線を浴びて生成されたメラニンが、肌のターンオーバー(約28日〜40日)を経て秋に表面化するためです。この時期に紫外線対策を怠ると、さらなるダメージが加わり、シミの定着につながります。

放置のリスク

・秋の紫外線対策を怠ることでシミ・くすみが悪化し、定着しやすくなる

・光老化によるシワ・たるみが進行し、実年齢以上に老けて見える原因となる

・紫外線ダメージの蓄積により、将来的な皮膚がんのリスクが高まる可能性がある

こんな方はご相談ください|受診の目安

・シミが急に濃くなった、増えた場合

・肌のくすみやゴワつきが改善しない場合

・日焼け後の赤みや炎症が長引く場合

・ほくろの形や色に変化が見られる場合

クリニック案内

アイシークリニックの特徴

・皮膚腫瘍・皮膚外科を専門とする医師が在籍

・シミ・くすみなどの光老化症状に対する治療を提供

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・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院で診療

アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 One-葵ビル2階

アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階

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高桑康太
上場
未上場
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設立
2016年09月