「修学旅行をやめてまで、やる必要があるのか?」― その問いから始まったタイガ ーモブ×長野日本大学中学校・高等学校の「Learning Journey」、2年目は国内外9コース340名へ拡大
― 創立70周年を目前に、変革を止めない学校。世界47カ国の実践知を持つタイガーモブ。両者が仕掛ける、修学旅行の枠を超えた探究型教育 ―

世界47ヶ国400件以上の実践型教育プログラムを提供するタイガーモブ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:菊地恵理子、以下「タイガーモブ」)は、長野日本大学中学校・高等学校(長野県長野市、校長:添谷芳久、以下「同校」)において、従来の学年一斉型の修学旅行に代わる希望制の探究型プログラム「Learning Journey(ラーニングジャーニー)」の企画設計・現地運営・事前事後研修を一貫して担当しています。
25年度は2026年2月に5コースを実施。渡航先は、韓国・ソウル、フィンランド・ヘルシンキ/ラハティ、インドネシア・バリ島の海外3コースと、北海道・弟子屈町、東京都・伊豆大島の国内2コースです。生徒は行き先とテーマを自ら選択し、約半年間の事前研修を経て現地に向かいました。
そして今年度、この取り組みは国内外9コース・340名規模へと拡大します。2027年2月実施予定の渡航先は、韓国、インド、シンガポール、デンマーク、ニュージーランドの海外5コースと、北海道、東京、沖縄、伊豆大島の国内4コース。希望する生徒が広がったことで、行き先も規模も倍近くに増えました。
プログラムのコンセプトは "Explore the Future."。
問いをベースにしたプログラムの中で、生徒たちは未来を探究し、予想外の出来事に対応する力を養い、多様な未来と自分自身に出会いながら、主体的かつ自律的な態度を育む。
育てたいのは、「ミライチェンジリーダー」。同校の建学の精神から逆算して組み立てられた学習設計です。
■ 背景:前年踏襲の行事に、疑いを差し込む
企画の出発点は、「修学旅行をやめてまで、やる必要があるのか?」という問いでした。
観光地を巡り、集合写真を撮って帰る旅行に、生徒はどれだけ心を揺さぶられるのか。行き先も、テーマも、問いも与えられたままの数日間で、生徒の内側に何が残るのか。
行き先を選ぶところから生徒に委ねる。選ぶという行為そのものを学びの入口に置き、渡航先では観光客ではなく「問いに向き合う当事者」として現地に入る。その地に生きる人たちの生の声を聴き、大切にされてきた文化や想いに触れるコースもあれば、地域や社会が実際に抱える課題に向き合い、自分たちの提案を現地へ返すコースもある。共通しているのは、見て終わりにしないことです。
■ 長野日本大学中学校・高等学校について ― スローガンは「愛すべき、変人を育てる。」

同校は、学校法人長野日本大学学園が運営する長野県長野市の私立中高一貫校です。探究を教育課程の中心に据えた独自の改革を進めてきました。
公式サイト:https://www.nagano-nichidai.ed.jp/
■ 日本初、幼小中高の4課程すべてでIB4プログラム認定 2025年6月、幼稚園(PYP)・小学校(PYP)・中学校(MYP)・高等学校(DP・CP)と、国際バカロレアの4プログラムすべてで認定校となりました。これは日本初の事例です。同年3月には、国内で初めてIBのCareer-related Programme(CP)認定校にもなっています。
■ 「探究創造学科」「探究創造コース」の設置 高校に「探究創造学科」、中高一貫課程に「探究創造コース」を設置。探究を課外活動ではなく、学科・コースという制度として抱えています。
■ 「世界部(探究クラブ)」― タイガーモブとの5年以上の協働 2020年、「長野県の魅力を世界に発信する」生徒主体の部活動として発足。八幡屋礒五郎(七味唐辛子)、いろは堂(おやき)、中村農園(りんご)といった県内企業と生徒が組み、信州の名産を海外へ届けるプロジェクトを展開してきました。この立ち上げからタイガーモブが伴走しています。
■ キャリア探究プロジェクト 日本大学の各学部および他大学・専門学校から教員を招き、生徒が関心に応じて講義を受ける高大接続の取り組み。
こうした土台の上で、「前年踏襲の行事」に手をつけたのが、今回のLearning Journeyです。
■ 25年度の5コース ― 5コースすべてで肯定率95%超

25年度プログラム終了後、参加生徒129名を対象に事後アンケートを実施し、112名から回答を得ました。

プログラム全体のオススメ度は平均 4.72/5.0、「自分を出すことができた」は 4.51/5.0。
5つの行き先すべてで「楽しめた」「視野が広がった」「今後の変化への期待」が98〜100%の肯定率となりました。
生徒からは、こうした言葉が寄せられています。
「韓国人だから……」とその人の環境を見て関わるのではなく、その人自身を一人の同じ人間として見て関わることが大事だと思った。今までの偏見は自分の人生にとって無駄なことだった。(韓国)
国境を越えたことで、日本の良さもバリの良さも気づくことができた。(インドネシア)
「楽しかった」の一言だけでは終わらせることができない旅となりました。(フィンランド)
今知る歴史だけが真実だとは限らない。まずは何事も疑いの目をかけるという考えはとても大切だし、今後挑戦したい。(北海道)
島民さんの心のゆとりや人とのコミュニケーションで、自分から話しかければ相手の心は開いてくれると分かった。(伊豆大島)
■ 「行って終わり」にしない ― 渡航後の設計
本プログラムの特徴は、渡航後にもあります。
■ 3月:新たな先生を巻き込む「PROJECT UNPACKING」
3月10日、教員とタイガーモブの企画・渡航スタッフが同じ場に集まりました。実施の意図は、新たな先生たちを巻き込み、火種を次に繋げることにあります。
生徒たちの変容と、現場で起こっていたことを、その裏側まで含めてストーリーとして共有する。引率していない先生たちに「生徒との新たな関係性づくりや、教育のカタチ」を知ってもらい、Learning Journeyで生まれた変化を日常にも接続していく。そういう場です。
「相手のことばに耳を澄ませる」「間違い探しをしない」「こたえを決めつけない」—この作法のもとで、成果をともに喜び、課題をともに悩みました。ここで生まれた論点が、4月のフェスと今年度の設計に直接つながっています。
タイガーモブが大切にしているのは、Learning Journeyを「一部の生徒のためだけの機会」にしないことです。行った生徒だけでなく、その先にいる他の生徒や教員にももたらされる価値があると信じて、この機会を創っています。
越境した生徒たちが面白い人になって、学校という日常に変化をもたらし、周囲の生徒や教員に刺激を与える存在になる。その火種の広がりが学校全体の変革の動きと呼応し、面白い学校になっていく。その連鎖まで含めて、Learning Journeyだと考えています。
■ 4月:全校を巻き込む「Learning Journey Fes 2026」
4月27日、中高全校生徒と保護者を対象に、校舎全体を使って終日開催しました。生徒の「一歩踏み出す勇気」と「越境する文化」を醸成するため、国内外の多様な学びのプログラムを紹介・体験するイベントです。
ねらいは4つ。
好奇心の点火 ― 音楽・食・文化の体験を通じて、長野から世界への興味を引き出す
越境文化の共有 ― 前年度に参加した先輩の「生の声」を通じて、得た学びを全校に広げる
挑戦を自分事にする ― 自分も飛び込んで学びたい、という思いを刺激する
保護者の理解を得る ― 趣旨と内容を直接伝え、生徒の挑戦を見守ってもらえる関係をつくる
単なる「次年度プログラムの説明会」ではなく、この日そのものを生徒の成長機会として設計しました。提示したのは国内5・海外8の全13コース。生徒は一日かけて、それらを体感し、比較し、選びます。
午前|World Experience Fes
13コース分のブースが、教室に一斉に立ち上がり、生徒は2時間かけて校舎を巡りました。東京ブースでは浅草の雷門ミニ提灯づくりと、競りを再現した豊洲コーナー。インドブースには現地の方を招いてのヘナタトゥー体験。西粟倉村ブースではジビエ料理をその場で焼いて振る舞いました。前年度の参加生徒が机を円形に組んで待つ「生徒企画ブース」も並びました。
午後|ワークショップとコース説明会
まず、タイガーモブによるワークショップ。次に、13コースの引率予定教員が一人1分ずつピッチしました。生徒に語りかけるのは、外部のスタッフではありません。実際に一緒に行く先生たちです。同じ時間帯、保護者には別室で趣旨を説明しました。
最後は、タイガーモブが「カオス度」別の3グループに分かれて説明。生徒は関心に応じて2つを選び、参加しました。
「カオス度」とは
プログラムのハードさを示す指標です。
①挑戦するチャンス(自由度)—自分で動かなければ学びが深まらない設計か、用意されたアクティビティが中心か。
②活動環境—生活環境や文化の違いが大きく、食事や衛生面のハードルが高いか、日本での生活と大きく変わらないか。
この2軸で、コースの難易度と特色を分けています。
背伸びしたい生徒も、まず楽しみたい生徒も、「自分に合った挑戦がある」と感じられること。今年度の希望者拡大は、このフェスを経た生徒たちの選択の結果です。
■ 探究と学習は、両輪である
タイガーモブがこの取り組みで最も伝えたいのは、Learning Journeyと日々の教科学習が対立するものではない、ということです。
探究に力を入れると学習が疎かになる—そうした議論を、なくしたいと考えています。両輪があるからこそ、遠くまで行ける。
現に、事後アンケートで生徒が挙げた「持ち帰った学び」には、次の学習へ向かう動機が数多く含まれていました。国を超えてつながれた喜びから韓国語を学ぼうとする動機づけ。フィンランドで現地の同世代とフラットに話した経験から生まれた、英語を学ぶ強い動機づけ。教室で話を切り出すのが前より怖くなくなった、という手応え。
タイガーモブが提供したいのは、「これからもっと学びたくなる学び」です。越境体験は、学習からの逃避ではなく、学習のモチベーションの原点になり得る。それが、5コース112名の回答から見えてきたことでした。
■ 今年度(2027年2月実施予定)― 国内外9コース

■ なぜタイガーモブが選ばれたのか ― 47ヶ国の設計知と、5年以上の伴走
行き先を9方面に分け、それぞれに現地パートナーと固有の問いを設計し、同一の教育水準で並走させる。これは旅行手配の延長では成立しません。
タイガーモブは創業以来10年、世界47ヶ国で400件以上の実践機会を設計・運営し、約1万人の若者に越境体験を届けてきました。積み上げてきたのは「どの問いを立て、誰に会わせ、どのタイミングで揺さぶり、どう振り返るのか」という体験そのものの設計技術です。100を超える教育機関との協働で磨かれたこの知見が、今回の設計を可能にしました。
そして同校とは、2020年の「世界部」立ち上げから5年以上にわたり協働を重ねてきました。生徒の気質も、教員の課題感も、学校が大切にしてきたものも知った上で設計に入れる—この蓄積が、修学旅行という最も動かしにくい行事の刷新を可能にしています。
■ 修学旅行という「当たり前」を変え、学校全体に変化の火種を。
Learning Journeyを通じて私たちが願っているのは、この機会を「一部の生徒のためだけのもの」にしないことです。越境した生徒たちが新しい価値観に出会い、自分らしい一歩を踏み出す。そして、その変化が周囲の生徒たちにも刺激を与え、学校の日常に新たな動きを生み出していく。そんな広がりを期待しています。
もちろん、学校全体が変わることは簡単ではありません。だからこそ、すでにさまざまな変革に挑み続けている同校にとって、Learning Journeyがその挑戦をさらに面白く、大きくしていく一助になれたらと思っています。
一人ひとりの変化が、周囲に刺激を与え、新たな挑戦が生まれる。その積み重ねが、次の変革を育む土壌になる。
Learning Journeyを起点に、そんな土壌が学校の中に更に広がり面白い未来をつくっていく。その歩みに、私たちも共に挑み続けたいと考えています。
■ 関係者コメント

長野日本大学中学校・高等学校 校長 添谷芳久様
「決められたバスに乗り、決められた場所へ行き、先生に導かれて無事に帰ってくる。」 そんな従来の修学旅行で、本当に生徒一人ひとりの心が震えるのでしょうか?生徒が100人いれば、100通りの好奇心があります。学びたい時期も、知りたい世界も、人はそれぞれ全く異なるはずです。
だからこそ、長野日大はこれまでの修学旅行を180度ひっくり返します。 今回、タイガーモブ様と共に挑む「ラーニングジャーニー」に、あらかじめ用意された正解のルートはありません。
学年やクラスや校種の枠を飛び越え、国内・世界各地へ。先生に頼るのではなく、現地のコミュニティや熱いキーパーソンたちと出会い、自ら旅を創り上げる。一日の終わりには、夜が更けるまで対話とリフレクションをくり返し、体験を「一生モノの自分事の学び」へと昇華させる。
毎年挑戦してもいいし、行かなくてもいい。行く場所も、過ごし方も、学び方も、すべては生徒自身の決断に委ねられます。
世間が求める「平均的で良い子」になる必要なんてありません。自分の「好き」や「違和感」にどこまでも素直になり、個性を尖らせてほしい。その「偏り」こそが、長野日大の目指す「愛すべき、変人」の原動力だからです。
さあ、まだ見ぬ世界と自分に出会う冒険が始まります。一緒に一歩を踏み出しましょう!

タイガーモブ株式会社 代表取締役CEO 菊地恵理子
私は、学校法人長野日本大学学園の「愛すべき、変人を育てる」というスローガンが大好きです。
創立70周年を目前に控えた歴史ある学校が、教育のあり方を変えるのは簡単なことではありません。前例踏襲が当たり前だった修学旅行を「疑う」ところから始められた長野日本大学中学校・高等学校のご決断に、心から敬意を表します。そして、実現に向けて動いてくださったすべての皆さまに、心から感謝しています。
前回、私自身も北海道コースで生徒・先生方と過ごしました。大自然やアイヌの方々との出会いを通じて、生徒たちの価値観が揺さぶられ、「自分とは何者か」「どう生きるか」を考え始める。表情が変わり、発言や行動が変わる。まさに野生が目覚める瞬間を、目の当たりにしました。
行き先も問いも自分で決めた生徒たちは、もはや旅の「お客様」ではありません。旅をつくる当事者です。そして先生方も、生徒と同じ場に立ち、同じ問いに向き合う。そこにも、この取り組みの大きな価値があると感じています。
Learning Journeyは2年目を迎えます。私たちも前年踏襲にとどまることなく、学校・先生・生徒の皆さんと共に枠を超え、挑戦を重ねながら、さらに進化させていきます。
■ 会社概要

「未知の力で、人生を動かす」をミッションに、オンライン・オフライン合わせて世界47ヶ国400件以上の実践機会を提供する実践型教育のパイオニア。全国の教育機関・地方自治体・法人・個人を対象に海外研修、インターンシップ、海外プログラムを企画・提供しています。
“Learning by Doing(実践による学び)”をコンセプトに、これまで10年間で約1万人以上の若者の「野生」を解放し、当たり前が変わる越境体験を提供してきました。現在は、その変容のノウハウをライセンス化し、未知へ飛び込む狂気が未来を動かす引力となり、それが当たり前になる世界の実現を目指しています。若者の熱狂を起点に、社会全体に『熱狂が連鎖する生態系』を構築していきます。
<実績>
100を超える教育機関と連携:クラーク記念国際高等学校、ドルトン東京学園中等部・高等部、公文国際学園、関西学院大学、東洋大学など多数
主な取引実績:株式会社NTTデータ、日本電気株式会社、ANAフーズ株式会社、カルビー株式会社、ライオン株式会社、LINEヤフー株式会社など多数
<企業概要>
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会社名 |
タイガーモブ株式会社 |
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代表者 |
代表取締役CEO 菊地 恵理子 |
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所在地 |
〒150-0047 東京都渋谷区神山町5-20 ZINE YOYOGI-KOEN 1B |
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設立日 |
2016年4月 |
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事業内容 |
実践型教育・探究プログラムの企画・運営(世界47ヶ国400件以上)、人材育成、メソッドのライセンス事業、熱狂が連鎖する次世代リーダー・コミュニティの創出・運営 |
<各サービスサイト>
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コーポレートサイト |
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教育機関・地方自治体向けサービス |
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個人向け・短期海外研修プログラム |
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個人向け・長期海外インターンシップ |
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法人向けサービス |
【報道関係者様・メディア問い合わせ先】
タイガーモブ株式会社 広報担当(青山)
Email: pr@tigermov.co.jp / Tel: 050-1751-2037
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