麹でひらく新たな食の可能性と、食品製造を支える人々の価値
糀屋三左衛門29代当主 村井三左衛門が「めぐるめく日本の食卓会議2026」に登壇。日本独自の発酵技術を生かしたイノベーションと、食文化を支える製造現場の未来について議論。
種麹メーカーの株式会社糀屋三左衛門(所在地:愛知県豊橋市、代表取締役:村井三左衛門、以下「糀屋三左衛門」 )は、2026年9月29日(火)に東京都千代田区で開催された「めぐるめく日本の食卓会議2026 -FOOD COMMONS-」において、29代当主・村井三左衛門が2つのセッションに登壇したことをお知らせします。
今回の登壇では、「麹でビールの未来をひらく。」と「食品製造工場を、顔の見える仕事に。」をテーマに、伝統的な発酵技術から生まれる新たな可能性と、日本の食文化を支える製造現場の価値について議論が交わされました。
日本独自の技術と海外の知見を掛け合わせ、新たな価値を創出する
セッション①「麹でビールの未来をひらく。」
本セッションでは、株式会社協同商事の朝霧重治氏をチャレンジャーに迎え、村井三左衛門がモデレーターを務めました。議論の中心となったのは、海外の製品や技術をそのまま模倣するのではなく、日本独自の技術を生かして新たな価値を生み出すことの重要性です。

今回開発された「麦麹ビール」は、ビール醸造で必要不可欠な麦芽の代わりに麦麹を利用するという、世界的に見ても新しい製法によって生み出されたものです。その開発には、米国をはじめとする海外から取り入れた要素技術が活用されており、それらを日本独自の発酵技術と組み合わせることで、新たな製品価値が創出されています。
また、日本企業の強みとして、既存の製品や技術を応用し、異なる技術や知見を組み合わせることで、新たなイノベーションにつなげていく力についても意見が交わされました。
伝統技術を単に守るだけではなく、国内外の技術と掛け合わせながら発展させていくことが、これからの日本のものづくりにおける重要な視点として示されました。
食文化を支える「見えない製造現場」に光を当てる
セッション②「食品製造工場を、顔の見える仕事に。」
続くセッションでは、村井三左衛門がチャレンジャーとして登壇し、食品製造業の現場が抱える課題と、その価値を社会に伝えていくための可能性について議論しました。

日本全国に製品を安定的に供給している食品メーカーであっても、その製造現場では数十人規模の従業員が生産を支えているケースが少なくありません。
農業などの一次産業では「生産者の顔が見える」ことが価値として認識される一方、加工食品の製造現場、とりわけ最終製品を構成する原材料や中間製品を製造するメーカーに光が当たる機会は限られています。こうしたメーカーは、日々の食生活に欠かせない製品を支える重要な役割を担いながらも、その仕事の内容や技術、製造に携わる人々の存在が消費者に伝わりにくいという課題があります。
セッションでは、最終製品の一部を担うメーカーが、働き手にとってどのような魅力を生み出していくべきか、また、製造現場を「見える化」し、その仕事の価値を社会に伝える仕組みをどのようにつくるかについて議論が交わされました。
製品そのものだけでなく、それを生み出す技術や人々の存在にも目を向けることが、食品製造業の持続的な発展を考えるうえで重要なテーマとなりました。
伝統技術の革新と、ものづくりの価値を次世代へ
今回の2つのセッションは、一見異なるテーマでありながら、日本の食文化を支える技術や産業の価値を、これからの社会にどのようにつないでいくかという共通の問いを持っています。
日本独自の麹技術を新しい製品開発へと応用すること。そして、その技術を支える製造現場や人々の仕事を可視化し、社会に伝えていくこと。
糀屋三左衛門は、種麹づくりを通じて日本の発酵文化を支える立場から、伝統技術の継承と新たな可能性の探求に取り組んでいます。今後も、麹菌の持つ可能性を広げるとともに、食品製造を支える技術や人々の価値を伝え、次世代につながる食文化の発展に貢献してまいります。
「めぐるめく日本の食卓会議2026」開催概要
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イベント名:めぐるめく日本の食卓会議2026 -FOOD COMMONS-
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開催日:2026年9月29日(火)・30日(水)
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会場:大手町ゲートビルディング 2-3F MINORIWA(東京都千代田区)
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主催:三菱地所/めぐるめくプロジェクト
村井三左衛門 登壇セッション
2026年9月29日(火)
① 13:00~14:15「麹でビールの未来をひらく。」(モデレーター)
② 14:30~15:45「食品製造工場を、顔の見える仕事に。」(チャレンジャー)
会社概要

株式会社糀屋三左衛門 (https://kojiyasanzaemon.store/)
・代表取締役社長:村井 三左衛門
・所在地:愛知県豊橋市牟呂町内田111-1
・事業内容:
・種麹、麹製品、醸造関係資材の製造・販売
・麹・発酵技術を活用した商品開発
・麹検定の運営・開催
・KOJI THE KITCHENの企画・運営
室町時代創業の種麹メーカー。創業以来、麹づくりのもととなる種麹(麹菌)を全国3,000社以上、40カ国以上の醸造を中心とするメーカーに供給。日本独自の「麹文化」を後世に継承していくためのデザイン経営を取り入れ、2021年に立ち上げた新規事業「KOJI THE KITCHEN」プロジェクトでは、麹を学び、美味しさを味わうためのイベントを随時開催している。
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