令和8年度人生会議(ACP)普及・啓発イベント『自分らしく生き抜くために「人生会議」はじめてみませんか?2026 in 和歌山』開催レポート、アーカイブ動画を公開

映画「お終活3 幸春!人生メモリーズ」に出演された松下由樹さんが登壇 「ポジティブな生き方につながる『人生会議』が、もっと身近な言葉になったらよい」

人生会議(ACP)イベント事務局

 厚生労働省は、人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)の現状や課題、重要性を国民の皆様とともに考える機会として、令和8年度人生会議普及・啓発イベントの第一弾を10月12日(月・祝)に和歌山県民文化会館で開催しました。

(左から、廣西昌也氏、松下由樹さん、香月秀之監督、山本瀬奈氏)

 人生会議とは、もしものときのために、自らが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームなどと繰り返し話し合い、共有する取り組みのことです。「一般国民の約7割が人生会議を知らない」※という状況を踏まえ、厚生労働省では人生会議についてより多くの方に関心を持ち“自分ごと”として考える機会としていただくことを目指して、普及・啓発活動を進めています。

※人生の最終段階における医療・ケアに関する意識調査(令和4年度)

 今年度の人生会議普及・啓発イベントは2か所での開催を予定しており、その第一弾として和歌山県で開催しました。当日は、専門家による基調講演や和歌山県における人生会議の取組についての紹介、厚生労働省とタイアップした映画「お終活3 幸春!人生メモリーズ」にご出演された俳優の松下由樹さん、映画監督の香月秀之さんをゲストにお迎えしたトークセッションを実施するとともに、映画「お終活3幸春!人生メモリーズ」を上映しました。和歌山県民の皆様を中心に全国各地より約800名の方にご来場いただき、人生会議について考えていただくひと時となりました。

◇厚生労働省HP「人生会議してみませんか?」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02783.html

【アーカイブ動画を公開】

当日の講演動画を厚生労働省ホームページにて公開いたしました。ぜひご覧ください。

◇厚生労働省公式チャンネル(YouTube)

https://www.youtube.com/playlist?list=PLOhftl7pIwVU

【講演内容レポート】

■基調講演 「自分らしく生きるための人生会議とは?」

 山本瀬奈氏(大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 准教授)より、自らが希望する医療やケアを受けるために人生会議が重要であること、もしもの時のために信頼できる人に「大切にしたいこと」や価値観を共有することの意義、人生会議の進め方などについてご説明いただきました。

 山本氏は「本日のイベントをきっかけに、まずは周りの方と是非お話をしてみていただきたいと思います。人生会議は自分が大事にしたいことが決まってからでないとできないというものではありません。普段の生活の中で自分が大事にしていることに気づき、自分のことを周りの方により良く知っていただくための機会と考えていただけるとよいと思います」と、来場者にメッセージをおくりました。

山本瀬奈氏

■トークセッション「松下由樹さん、香月秀之監督と考える人生会議」

 トークセッションの冒頭、廣西昌也氏(和歌山県立医科大学附属病院紀北分院 教授)より、人生会議の普及に向けた和歌山県の取組や医療現場での患者さんとご家族の実例についてご紹介いただきました。

 廣西氏は、和歌山県出身の名僧である明恵上人の言葉『あるべきやうは』を紹介し、「人生会議で目指すのは、まさに『あるべきやうは』だと思います」と、患者さんとご家族が対話を通じてお互いの思いや価値観を理解することが重要であることをご説明されました。

廣西昌也氏

※「あるべきやうは」:鎌倉時代の僧・明恵上人(和歌山県有田川町出身)が大切にした言葉として知られている。その時、その場、その人にとって「どうあるべきか」を常に問い続け、その答えを生きようとする姿勢のこと。

 続いて、映画「お終活3 幸春!人生メモリーズ」にご出演された俳優の松下由樹さん、映画監督の香月秀之さんをお迎えし、専門家を交えてトークセッションを行いました。映画で人生会議について紹介する役を演じた松下さんは「(映画を通して)『お終活』が身近になったように、『人生会議』という言葉や内容も身近なものになったらよい」と感じたことに触れ、「人生会議はポジティブに捉えてよいものであり、それが前向きな生き方につながるというメッセージが伝わればと思います。映画をきっかけに、話してみることも前向きな一歩になると思います」と、まずは身近な人と話題にすることを提案されました。

 香月秀之監督は映画で人生会議を取り上げた理由について、人生の最終段階で家族の希望を聞く重要性に気付いた自身の経験を踏まえて「特別なことではなくて日常の延長として話せる家族が理想だと思います。映画を観たことが、その最初の一歩になれば」という思いからだったと明かしました。

松下由樹さん
香月秀之監督

 また、松下さんの「自分の気持ちや希望が変わる時もあると思います。以前伝えたことと変わってしまうけれど自分の希望をアップデートしていきたい時、どのように対応するのがよいでしょうか?」という質問に対して、山本氏は「気持ちが変わることは自然なことであり、最初から確固としたものを決める必要はありません。変わった時は、どうして変わったのかという気持ちとともに話していただけるとよいと思います。何故そう思うのかという背景にある価値観をご本人と相手とですり合わせていくことも大切です」と回答しました。

 最後に、廣西氏から来場者に向けて「松下さんが使われていた『アップデート』という言葉は人生会議の本質を突いていると思います。人生の最終段階では絞り出すように決めなければならないこともあり、その過程でご本人や周囲の方、医療・介護者もアップデートする瞬間があります。まさに、そのアップデートすることが人生会議の一部だと感じます」というメッセージで締めくくりました。

■エンターテインメント:映画「お終活3 幸春!人生メモリーズ」上映(115分)

 映画「お終活3 幸春!人生メモリーズ」を上映しました。上映後は、講演やトークセッションの内容を踏まえながら、参加者が映画の感想を語り合う様子が見受けられました。

 また、会場には和歌山県における人生会議の普及啓発や関連団体の取組などを紹介する展示コーナーが設けられ、多くの来場者が足をとめて展示に興味を示していました。

出展団体:いきいき和歌山 がんサポート、紀三福祉会、和歌山医療社会事業協会 日本医療ソーシャルワーカー協会、和歌山市消防局、和歌山県、和歌山県看護協会、和歌山県薬剤師会、和歌山県立医科大学 保健看護学部

■開催概要:自分らしく生き抜くために「人生会議」はじめてみませんか?2026 in 和歌山

・開催日時:令和8年10月12日(月・祝)14:00~17:45

・開催場所:和歌山県民文化会館 大ホール

・主催:厚生労働省

・共催:和歌山県

・後援:和歌山市、和歌山県医師会、和歌山市医師会

◇イベント概要:https://www.mhlw.go.jp/acp-jinseikaigi/archive

(左から 和歌山県福祉保健部技監・雑賀博子氏、廣西昌也氏、松下由樹さん、香月秀之監督、山本瀬奈氏)

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

厚生労働省

0フォロワー

RSS
URL
https://www.mhlw.go.jp/index.html
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都千代田区霞が関 中央合同庁舎第5号館
電話番号
03-5253-1111
代表者名
福岡 資麿
上場
未上場
資本金
-
設立
-