製造業の85.5%が不安な技能継承を、AIの聞き取りで資産に。東大発スタートアップOptiMax、熟 練者の「手順書にない判断」を残す技能伝承サービス「Dr.暗黙知」を提供開始。
~ベテランの「こういうときはこうする」をAIが聞き取り、会社の資産に。手順書がなくても手元の記録から始められ、使うほど頼れる知識が増える。製造業向けに1業務・3か月の試験導入(PoC)を受付中~
東京大学発のAIエージェント開発会社、株式会社OptiMax(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:大須賀 彰太)は、ベテランが経験で下している「こういうときはこうする」という判断をAIが聞き取り、会社の資産として残していく技能伝承サービス「Dr.暗黙知(ドクターあんもくち)」の提供を開始しました。熟練技能者の高齢化・退職が進み、製造業の多くの企業が技能継承に不安を抱えています。Dr.暗黙知は、手元の記録をAIが読み込み、記録に書かれていない判断だけを場面を絞って熟練者に質問します。聞き取った判断は、現場のAIチャットで「次にやること」まで根拠つきで引けるようになります。手順書を先に整える必要はありません。従業員100人以上の製造業を主な対象に、1業務・3か月の試験導入(PoC)の受付を本日より始めます。
本リリースのポイント
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製造業の85.5%が技能継承に不安:不安の理由の1位は「熟練技能者の高齢化・退職」(2026年版ものづくり白書)
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聞くのは「書かれていない判断」だけ:AIが手元の記録を先に読み込み、それでも決まらない所だけを熟練者に質問。認知科学の聞き取り手法で、本人も言葉にしにくい勘やコツまで引き出す
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「次の一手」まで案内:聞き取った判断は作業のつながりとして残るので、現場はAIチャットで次にやること・その次にやることを根拠つきで確認できる。熟練者が不在でも作業が止まらない
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使うほど育つ:AIが答えられなかった相談は熟練者への新しい質問になり、回答が確定するたびに答えられる範囲が広がる
背景:こんな状況はありませんか
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「この場合はどうする?」の答えが、ベテランの頭の中にしかない。
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熟練者が休みの日は、判断待ちで作業が止まる。
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新人の教育は、熟練者がつきっきりで付き添うしかない。
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社内に生成AIを入れたが、手順書に書いていないことは答えられない。
製造業の技能継承は、多くの企業で課題になっています。
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85.5%:将来の技能継承に「不安がある」「やや不安がある」企業
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63.0%:不安の理由の1位「熟練技能者の高齢化・退職」の回答割合
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33.3%:技能継承が「うまくいっている」「ややうまくいっている」企業
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62.8%:「指導する人材が不足している」と答えた製造業の事業所(人材育成に問題がある事業所のうち)
一方で、技能継承にAIを使う動きも始まっています。
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21.7%:デジタル技術を使う目的に「技能継承の円滑化」を挙げた企業
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65.6%:そのうち、AI(生成AIを含む)を活用している従業員300人以上の企業
出典:2026年版ものづくり白書、厚生労働省 能力開発基本調査
手順書の改訂、動画マニュアル、社内の生成AIと、手段は増えました。ただ、どれも「文書や動画になったもの」しか扱えません。「規格内でも前ロットと差が出たら、出荷の前に設備を見る」のような判断の分かれ目とその理由は、熟練者の経験の中に残ったままです。
AIも同じで、読めるのは文書になった知識だけです。ベテランの判断をAIに引き継ぐには、まず熟練者から聞き取り、AIが使える形に残す必要があります。Dr.暗黙知は、この「聞き取って残す」所をAIが担います。
「Dr.暗黙知」とは
Dr.暗黙知は、ベテランの頭の中にある「こういうときはこうする」を聞き取って、会社に残していくサービスです。流れは次の3ステップです。
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業務の地図を作る:まずAIが、手元の記録(手順書があればあわせて)を読み込みます。「どの作業の次に何をするか」「どんなときに判断が分かれるか」をつないだ、業務の地図(手続きグラフ)を作ります。
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地図の空白だけを熟練者に聞く:AIが地図をたどり、記録だけでは「この場合はどうするの?」と止まってしまう所を見つけて、重要な順に熟練者へ質問します。記録からわかることは聞きません。
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現場でAIに聞ける:現場の担当者が状況を入力すると、AIチャットが今どの作業にいるかを特定し、次にやること・その次にやることを根拠つきで案内します。
一度聞いたことは、消えずに貯まっていく
熟練者の回答は、承認者が確認したうえで業務の地図に書き足され、そのまま保存されます。AIチャットが答えられなかった現場の相談は「まだ答えのない質問」として熟練者に届き、その回答もまた地図に加わります。
つまり、最初から完璧なマニュアルやデータを揃える必要はありません。使えば使うほど空白が埋まり、AIが答えられる範囲が広がっていきます。熟練者のもとには、同じ質問ではなく新しい質問だけが届くようになります。

3つの特長
① 手順書づくりから始めなくていい。手元の記録から、AIが業務を棚卸し
Dr.暗黙知は、手順書を先に整える必要がありません。報告書・検査記録・日報・メールなど、手元にある記録をAIが読み込み、どの作業の次に何をするか、どこで判断が分かれるかを棚卸しします。記録に書かれていない判断は熟練者への聞き取りで補い、過去の記録と照らし合わせて確かめたうえで、承認者が確定したものだけを書き足します。そのため、知識は使うほど厚く、確かになっていきます。
② 答えやすい質問で、勘やコツを引き出す
AIインタビューは、認知科学の研究にもとづく問いの型で質問します。「気をつけていることは?」と広く聞くのではなく、「検査の数値と自分の判断が食い違ったことは?」「新人が間違えやすい所は?」と場面を絞って聞くので、本人も思い出しにくい判断まで引き出せます。回答は自由記述ですが、答えやすい選択肢のボタンも表示します。
③ 「次の一手」まで答えられる
業務の地図(手続きグラフ)は、AIエージェントの最新研究をもとにOptiMaxが独自に設計しました。作業と作業のつなぎ目に「どんなときに通るか(条件)」「どう進めるか(処置)」「何を避けるか(注意点)」を持たせるため、現場の質問に事実を返すだけでなく、手順と注意点を返せます。
たとえば出荷判定で、検査結果は規格内だが前ロットより数値のばらつきが大きい場合。文書検索なら「規格内のため合格」で止まります。Dr.暗黙知は「規格内だがばらつきが大きい → 製造記録で段取り替えの有無を確認 → 注意:段取り替え直後のロットは判定者に上げる前に追加で確認する」と、熟練者から聞き取った一手まで案内します。(例は説明用)
ほかの聞き取り方法との違い
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社内の生成AI・文書検索:書かれた文書の範囲でしか答えられない。書かれていない判断には答えられず、聞き取る仕組みもない。
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録音・動画で自由に話してもらう:話した範囲しか残らず、書き起こしと整理が別途必要。
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人による聞き取り:聞ける内容が聞き手の経験と知識に左右され、まとめも別途必要。
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質問の型を持たないAIインタビュー:手順全体のつながりを見ないため、聞き漏らしに気づきにくい。
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Dr.暗黙知:業務の地図で手順が止まる所をAIが洗い出し、場面を絞って質問。確定した回答がそのままAIチャットの案内になる。
活用シーン
工程によって、ベテランの判断が残っている場所は違います。
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加工(切削・成形など):不具合が出たとき、何から疑い、どう処置し、再発をどう防ぐか
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組立:組立作業は標準化されていても、判断は修理と開発に残っている。戻ってきた製品が故障か使い方の誤りかをどこで見分けるか。開発中のトラブルで、過去に何を疑い、何を外したか
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プラント(化学・素材など):運転中のどの兆しを異常とみて、どこまで様子を見るか。試作から量産に移すとき、どの条件を合わせ込んだか
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その他(工程を問わない業務):出荷判定の前に確かめる項目は何か。この不適合品はどの作業に戻すか
判定するのは権限を持つ担当者です。AIは確かめる項目と手順を根拠つきで示します。
導入の進め方
1業務・3か月の試験導入(PoC:本格導入の前に、実際の業務で効果を確かめる取り組み)から始め、効果を確かめてから対象業務を広げます。
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1〜2か月目:記録の受領、業務の地図の作成、熟練者へのAIインタビューと記録での検証。
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3か月目:若手の方(2名程度)による現場での試用。
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最終報告:AIが答えられない相談の割合(誤った案内も「答えられなかった」に数える)を測り、本開発の判断材料をお出しします。
御社にお願いするのは、対象業務で今ある記録(報告書・日報・メールなど。手順書があればあわせて)と、熟練者1名、回答を確定する承認者、窓口1名です。資料を新しく作っていただく必要はありません。学習に使われない契約のAIの利用、人名などの伏せ字、終了時のデータ返却・削除など、御社のセキュリティ水準に合わせて環境を構築します。
代表・大須賀 彰太のコメント
「製造業のお客様と話すと、必ず出るのが『あの人が辞めたら回らない』という言葉です。その人の頭の中にあるのは、手順書に書ききれない無数の『こういうときはこうする』です。これを忙しい熟練者に書き出してもらうのは現実的ではありません。だからDr.暗黙知は、AIが先に下書きを作り、本当に必要な所だけを聞く設計にしました。個人の経験に埋もれていた判断を、人が入れ替わっても残る会社の資産に変えていきます。」
今後の展開
音声での利用や、AIが新人に問いかける・クイズを出す育成機能を、ご要望に応じて提供します。品質保証・生産技術から、設計・調達・物流へと対象業務を広げていきます。
取材・デモのご案内
代表・大須賀へのインタビューや、AIインタビュー・AIチャットの実演を承ります。製造業の技能継承や、AIで「暗黙知」を残す方法をテーマにした取材にも対応しますので、下記の広報担当までお気軽にご連絡ください。
株式会社OptiMaxについて
東京大学出身のメンバーを中心とするAIエージェント開発会社です。「AIに『作業』を託し、人は『未来』を創る。」をミッションに、プライム上場企業を含む50社以上のAI導入を支援してきました。
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会社名:株式会社OptiMax
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代表者:代表取締役CEO 大須賀 彰太
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設立:2025年
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所在地:〒113-0033 東京都文京区本郷4丁目2-4 本郷Aビル
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事業内容:Dr暗黙知、ワンコールAI、AIエージェント開発
本件に関するお問い合わせ
株式会社OptiMax 広報担当 矢部令奈
メール:reina.yabe@optimax.co.jp
お問い合わせフォーム:https://www.optimax.co.jp/contact/
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